Q:表の文字高さを行単位または列単位でまとめて指定できますか
A: 取り込んだ文字データで表を作成する際、文字の高さのサイズを行単位または列単位でまとめて指定することができます。
設定方法は、環境設定ユーティリティーで設定する方法とD&Dの操作で設定する方法の2種類があります。環境設定ユーティリティーで設定する方法は、恒久的に表の定義を行う場合に使用します。これに対し、D&Dの操作で設定する方法は、一時的に設定を使用・変更する場合に使用します。
●環境設定ユーティリティーで設定する手順
- 環境設定ユーティリティーを起動
- 「MCADAM5.SYS」「注記2」を選択
- 必要な指定を行う(各、行や列で使用する値を事前に指定します。)
- Helix 環境設定ユーティリティーで「MCADAM5.SYS」を保存
- D&Dを起動し、FK《注記》【表】【取込】で表を作成
●D&Dの操作で設定を行う手順
- D&Dを起動
- FK《注記》【表】【取込】【設定】を選択
- 「注記の取込」のダイアログ・ボックスが表示され、必要な指定を行う(列単位の設定もしくは行単位の設定どちらか一方を選択し、「文字高さ」の値を入力します。)
- 「注記の取込」のダイアログ・ボックスを閉じ、メッセージに従い表を作成
「文字高さ」をまとめて定義する方法(列単位、または行単位)は、下記の通りです。
●列単位
- 1列目から18列目まで列単位で「文字高さ」を任意に指定することができます。
- 指定したい列に文字高さを入力してください。
- 指定された列の各項目が全て同じ文字高さで表を作成できます。
- D&Dの操作で列単位を選択した場合、行単位の指定は無効となります。
●行単位
- 表頭行、データ行、表末行の3項目に対して行単位で「文字高さ」を任意に指定することができます。
- データ行は3行以上ある表に対し、2行目から表末行の1つ前までの間が全て同一の文字高さとなります。
- 指定したい行に文字高さを入力してください。
- 指定された行の各項目が全て同じ文字高さで作成できます。
- D&Dの操作で行単位を選択した場合、列単位の指定は無効となります。
下図は、D&Dの操作で表の文字高さを指定したサンプルです。
表の文字高さの指定
赤枠の指定が列単位の設定例です。列単位で1列目から4列目までを指定しています。
青枠の指定が行単位の設定例です。行単位で全ての項目を指定しています。
列単位の場合でも、行単位の場合でもそれぞれ指定値が「0」となっている場合、注記のデフォルトの文字高さが採用されます。
(補足)表を行単位でまとめて指定する方法は既存機能で可能でしたが、表を列単位でまとめて指定する方法は 2012-R1から可能になりました。
管理番号:fk0002
更新月:2023年11月