CAD SOLUTIONS FORUM 2018 開催レポート

イメージ:FORUM2018開催レポート

今年で3度目の開催となる「CAD SOLUTIONS FORUM 2018」を10月19日の大阪を皮切りに、東京(10月26日)、名古屋(11月2日)の3カ所で開催いたしました。今回のフォーラムでは「ツナグ」をテーマに、様々な視点でCAD SOLUTIONS社(CAD’S)が提供するソリューションをご紹介しました。各会場ともほぼ満席となった熱気あふれる講演についてレポートをお届けします。


各セッションの概要

ご挨拶

株式会社CAD SOLUTIONS
代表取締役社長 常野 誠

フォーラム開催に先立ち、CAD’S代表取締役社長・常野より以下のご挨拶をさせていただきました。
『ものづくりの現場は今、設計業務の効率向上のために人・業務・アプリケーションを様々な形で「ツナグ」ことが求められています。弊社のPLMサービス・ビジネスも3年目を迎え、今回は「ツナグ」ものづくりをテーマに、お客様からのサービス事例のご講演と、弊社が提供するアセットサービス、そして将来にツナグ「これからのMICRO CADAM」の最新情報をご紹介させていただきます。本日のCAD SOLUTIONS FORUM 2018がみなさまのものづくりの今そして未来につなぐヒントとなり、少しでもお役立ていただければ幸いです。』

FORUMイメージ:ご挨拶


MICRO CADAMとグローバルPLMシステムをツナグ!連携事例ご紹介

パラマウントベッド株式会社
技術開発本部 技術戦略室 主管課長 河瀬 健 様

 
Session-1:講演イメージ

パラマウントベッド様は国内の医療用ベッドにおいて、トップクラスのシェアを誇るベッドメーカーです。「アクティブシニア、コンシューマ向け市場は今後拡大する」等の市場予測のもと、今後もご活躍が期待されるパラマウントベッド様よりグローバルPLMでのMICRO CADAMデータ管理事例についてご講演いただきました。全世界的な高齢化の加速とともに、企業としては海外事業を拡大しグローバル化を計る必要性に迫られており、その実現の過程で「設計データの検索・管理」「鮮度管理」「生産システムとの自動連係」「セキュリティ強化」「情報共有化」等様々な課題が発生。これらの課題解決のためにPLMシステム導入に至った経緯とPLMシステムで製品構成データとMICRO CADAMの図面データを連携して管理するためのシステムの機能概要をご紹介いただきました。

CAD’SはPLMシステムとMICRO CADAM図面との連携機能として「表題欄/部品欄連携」「自動PDF変換」「新図枠変換」機能を開発させていただきました。



お客様満足度/業務効率向上へツナグ!~3Dデータを活用した提案見積システム開発事例紹介

株式会社LIXIL
IT Function 商品システム部 グループリーダー 慶野 知治 様

 
Session-2:講演イメージ

LIXIL様より、3Dデータを活用した住宅設備機器の提案見積システムの開発事例をデモ動画を交えながらご紹介いただきました。
当システムは、ショールームにおいて、コーディネーターがお客様とやり取りしながら、キッチンの基本仕様・構成・色合い・オプション等を選択すると、リアルな3次元CGが即座に画面に表示され、その場で見積書の発行まで行えます。ショールームにおける対面提案/見積り業務の効率向上はもちろん、お客様満足度の向上に伴い成約率も向上しています。

CAD’Sはこの3Dデータを活用した提案見積システムの開発、運用をご支援いたしております。



技術データと設計者をツナグ!~効率的なチーム設計環境構築事例

株式会社CAD SOLUTIONS
営業推進本部 営業推進部 マーケティング・スタッフ 永田 佳誠

CAD’Sが提供する簡易版PDMシステム設計文書管理システム「DataServer」についてCAD’S・永田よりご紹介いたしました。DataServer は、MICRO CADAM図面や3Dモデル等の技術データ共有、チーム設計環境を構築するためのツールで、Windowsエクスプローラと類似したシンプルなインターフェースは、どなたでも使いやすく、また、効率的なチーム設計を実現するための「排他制御」「自動バックアップ」「リビジョン機能」「アクセス制御」等の基本機能を備えています。CATIAやSOLIDWORKSなどの3D CADの構成管理はもちろん、お客様ごとの個別カスタマイズにより、「検図・承認ワークフロー」「出図管理」「表題欄/部品欄連携」等追加機能を組み込み、広範にわたるお客様業務にも適用いただけます。セッション終了後の懇親会では多くのお客様から本システムのデモンストレーションや具体的なご相談をいただくなど、多くのお客様にご興味をいただく内容となりました。

Session-3:講演イメージ



未来へツナグ!~MICRO CADAM Helixロードマップのご紹介事例

株式会社CAD SOLUTIONS
ソリューション開発本部 本部長 三浦 和就

 
Session-4:講演イメージ

MICRO CADAM開発部門本部長の三浦より今後の MICRO CADAM開発のロードマップをご紹介いたしました。「これからのMICRO CADAM」の開発コンセプト、2016年から2018年までの機能追加の振り返りを経て、2019年-2020年へとつながる開発予定項目についてを紹介の後、現在開発中の「機械要素ライブラリー(仮称)」と「MC CAE」についてデモンストレーションを交えた開発意向表明を行いました。設計者支援機能としてJIS規格部品を含め主要メーカー部品をワンストップで利用できる「機械要素ライブラリー(仮称)」やMICRO CADAM Helix本体組込の2次元構造解析ツール「MC CAE」などフォーラムに参加されたお客様のみがいち早くご覧いただける内容に、大きな反響をいただきました。



今をツナグ!~最新版MICRO CADAM Helix 2019のご紹介

株式会社CAD SOLUTIONS
営業推進本部 営業推進部 シニア・マーケティング・スタッフ 島田 孝二/市川 博敏/柏木 佳代子

10月に提供を開始した MICRO CADAM Helix 2019-R1で追加された機能を中心にCAD’S・島田、市川、柏木よりご紹介いたしました。最初は前のセッションで開発意向表明を行った「機械要素ライブラリー(仮称)」について、さらに詳しく製品概要や実際の利用時のイメージを動画を使って紹介。続いて、2019-R1でより一層の機能改善がなされたToolsについては、特にMC-DXF変換機能の変換パラメータを上手に使う事で変換効率が大幅に向上する点を具体的に画面でご説明しました。次に、2018-R3~2019-R1にかけて大きく改善された MC-SOLIDWORKS連携機能の中から、MICRO CADAMの三面図をSOLIDWORKSのモデル空間に自動的にレイアウトしてモデル作成しやすくする機能や、幾何拘束の自動付与でSOLIDWORKSでの編集をスムーズに行える機能などを動画で説明。また、長年ご要望の多かった注記の縦書き対応や3Dモデルから図面変換する際に重要なスプラインの定義点数の制限撤廃などもご紹介しています。最後に、はじめて MICRO CADAMを使われる方や新機能をあまりご存知ない方向けの自習用教材(チュートリアル)をご紹介。このチュートリアルは合成音声付自習用ガイドで、今後無料で広く配布する予定です。今回は正式リリースに先だって、サンプル版DVDを来場者の皆様全員にお持ち帰りいただきました。

Session-5:講演イメージ



ものづくりはSOLIDWORKSに繋がるともっと強くなる

株式会社フォルムウェア
代表取締役社長 石川 正雄 様

最後のセッションでは、MICRO CADAMと強い親和性・連携性を持つ SOLIDWORKSの最新情報についてフォルムウェア社の石川社長よりご紹介いただきました。SOLIDWORKSは3D CAD市場のシェアが40%を超えており、MICRO CADAMのお客様がお使いの3D CADとしても多くのお客様が併用されている事より、このセッションでは、SOLIDWORKSの最新情報を交えて、MICRO CADAMとSOLIDWORKSを併用することで、いっそう設計作業の工数削減、アウトプットの質の向上につながる、ということを詳しくご紹介いただきました。
また、これまで別々のCADで行うものと考えられていたメカ設計とPCB基板設計とをすべてSOLIDWORKSで行うメリットや、CAM機能を活用することで加工方法を自動的に認識し、最適な加工方法を導き出すナレッジベース機能、あるいは複数部品からなるアセンブリーを直接マシニングセンターで加工する機能なども紹介されました。さらに、HOLOLENSによる拡張現実を利用したトレーニングやユーザビリティの確認など、今後の3D利用の可能性が示されるなど、大変興味深く中味の濃いご講演をいただきました。

Session-6:講演イメージ




お客様の声

当日ご参加いただいたお客様にアンケートをご記入いただきました。誠にありがとうございました。
ご記入いただいたコメントの中から、一部をご紹介いたします。

  • パラマウントベッド様の講演は、分野の異なる事例で興味深かったです。
  • LIXIL様の講演内容は、最先端の技術紹介で勉強になりました。
  • 開発ロードマップの話は、今後のMICRO CADAMの方向性を知る上で参考になりました。
  • 機械部品ライブラリーは気になります。ぜひ使ってみたいです。
  • ライブラリーは最新性を保つことが重要なので、そこにも力を入れていただきたい。
  • CAEについては興味があります。
  • DXF/DWG変換マニュアルは使えそう!参考にさせていただきます。
  • 操作チュートリアル「はじめてのMICRO CADAM」は有用。
  • 最新版MICRO CADAMには、便利な機能が増え、さまざまな時短機能が盛り込まれているので魅力を感じる。
  • DataServerについて知ることができて良かったです。コストなどもっと詳しい話が聞きたい。
  • 設計効率化については改革を計画中なのでDataServerは持ち帰って検討したい。
  • SOLIDWORKSについては、3Dの活用事例がよくわかった。先進的な技術は、業務内で検討してみたい。
  • 初めて参加させて頂きました。難しい内容もありましたが話を聞くことができて良かったです。
  • 大変有意義なフォーラムでした。ありがとうございました。

お客様の声:イメージ


最後に

フォーラム後の懇親会では数多くのお客様が参加され、和やかな雰囲気の中で講師との質疑や、お客様が抱えている課題点についてのご相談など様々な声をお聞かせいただきました。短い時間ではありましたが、ご来場のお客様とCAD’S そしてお客様同士をも「ツナグ」、そんなアットホームでありながらも内容の濃い時間を共有することができた事にCAD’S一同心から感謝申し上げます。
今後とも発展を続けるCAD’Sのソリューションにご期待ください。

MICRO CADAM、MICRO CADAM Helix は、株式会社CAD SOLUTIONS商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれ各社の商標である場合があります。